本日4月23日、アトピー新薬デュピクセントの販売が開始されたとサノフィ株式会社より公式発表がありました。
【デュピクセント(R)製品概要】
販売名 :デュピクセント(R)皮下注300mgシリンジ
一般名 :デュピルマブ(遺伝子組換え)
効能又は効果 :既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎
用法及び用量 :通常、成人にはデュピルマブ(遺伝子組換え)として
初回に600mgを皮下投与し、その後は1回300mgを
2週間隔で皮下投与する。
国内製造販売承認取得日:2018年1月19日
薬価 :81,640円
薬価収載日 :2018年4月18日
発売日 :2018年4月23日
いよいよ販売が開始されたデュピクセントですが、多くの方のアトピーが改善、またQOLの向上が期待されています。それと共に、日本国内での処方へのハードルの高さが懸念されています。ここは健康保険との兼ね合いもあると思いますが、なるべく希望される多くの方が治療を受けられることを望んでいます。
その一方で、アメリカ等と比べると高額な薬剤を少ない医療費負担で治療が受けられることも決して忘れてはならないですし、それはこの国の医療制度のおかげです。
それらを含めて、必要な患者さんに適切に薬が行き渡るようにと思います。
一人でも多くのアトピー患者さんが、将来に希望が持て、前向きに治療に取り組めるよう医師と患者、相互に理解が求められます。
今後のデュピクセント治療に注目していきましょう。
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