アトピー新薬デュピクセントの販売開始!!

Pocket

本日4月23日、アトピー新薬デュピクセントの販売が開始されたとサノフィ株式会社より公式発表がありました。

サノフィ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ジャック・ナトン、以下「サノフィ」)は本日、「既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎」の治療薬として、デュピクセント(R)皮下注300mgシリンジ(一般名:デュピルマブ(遺伝子組換え)、以下「デュピクセント(R)」)を発売しましたのでお知らせします。

アトピー性皮膚炎は湿疹の一種で、発疹をはじめとする症状を伴う慢性炎症性疾患です。中等症から重症のアトピー性皮膚炎は、広範な発疹を特徴とし、持続する激しい難治性のかゆみ、皮膚の乾燥、亀裂、紅斑、痂皮(かひ)と毛細血管出血を伴うことがあります。かゆみは、アトピー性皮膚炎の患者さんにとって最も大きな負担となり、体力を消耗させることもあります。また、中等症から重症のアトピー性皮膚炎の患者さんにおいては、睡眠障害、不安や抑うつ症状が現れ、生活の質(QOL)に影響を及ぼします。

デュピクセント(R)は、インターロイキン4(IL-4)とインターロイキン13(IL-13)と呼ばれる2つのタンパク質の過剰な働きを特異的に阻害するヒトモノクローナル抗体です。IL-4とIL-13は、アトピー性皮膚炎やその他のアレルギー性またはアトピー性疾患の慢性炎症において、中心的な役割を果たしていると考えられています。デュピクセント(R)は、サノフィとRegeneron社が共同で開発を行い、サノフィのスペシャルティケアグローバルビジネスユニットであるサノフィジェンザイムが情報提供を行います。アトピー性皮膚炎の治療薬として、本邦以外では、米国、欧州、カナダ、オーストラリア、韓国などで承認されています。

サノフィジェンザイム ジェネラルマネジャーのパスカル・リゴディは、「アトピー性皮膚炎は患者さんの生活に非常に大きな影響を与える消耗性疾患です。私たちは、デュピクセント(R)の発売によって、日本のアトピー性皮膚炎の患者さんに新たな治療の選択肢をご提供できることを嬉しく思います。サノフィジェンザイムは医療従事者と密に連携し、デュピクセント(R)を必要とする患者さんのもとに1日も早くお届けできるよう努力してまいります。私たちはサイエンスと患者さんに常にフォーカスし、今後もアンメットニーズに応え、患者さんのQOL向上に貢献してまいります」と述べています。

                                     以上

 

【デュピクセント(R)製品概要】

販売名        :デュピクセント(R)皮下注300mgシリンジ

一般名        :デュピルマブ(遺伝子組換え)

効能又は効果     :既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎

用法及び用量     :通常、成人にはデュピルマブ(遺伝子組換え)として

            初回に600mgを皮下投与し、その後は1回300mgを

            2週間隔で皮下投与する。

国内製造販売承認取得日:2018年1月19日

薬価         :81,640円

薬価収載日      :2018年4月18日

発売日        :2018年4月23日

 

いよいよ販売が開始されたデュピクセントですが、多くの方のアトピーが改善、またQOLの向上が期待されています。それと共に、日本国内での処方へのハードルの高さが懸念されています。ここは健康保険との兼ね合いもあると思いますが、なるべく希望される多くの方が治療を受けられることを望んでいます。

その一方で、アメリカ等と比べると高額な薬剤を少ない医療費負担で治療が受けられることも決して忘れてはならないですし、それはこの国の医療制度のおかげです。

それらを含めて、必要な患者さんに適切に薬が行き渡るようにと思います。

一人でも多くのアトピー患者さんが、将来に希望が持て、前向きに治療に取り組めるよう医師と患者、相互に理解が求められます。

今後のデュピクセント治療に注目していきましょう。

 

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

アトピー歴30年  2015年7月  Dupilumab 第3相治験(盲検試験) 開始 2015年12月 Dupilumab 第3相治験(非盲検試験)  2017年10月現在 治験継続中 2017年12月 実薬投与終了 2018年02月 治験は全て終了しました