デュピクセントの薬価収載

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デュピクセントの薬価について

中程度から重度の既存治療では効果不十分なアトピー性皮膚炎患者を対象とした新薬
「デュピクセント(一般名:デュピルマブ)」の薬価収載が4月18日にきまりました。

算定方式 原価計算方式

製品総原価  54,838円

営業利益  9,450円
(流通経費を除く価格の14.7%)

流通経費 5,063円
(消費税を除く価格の7.3%)

消費税  5,548円

補正加算
有用性加算(Ⅰ)(A=45%)、加算係数=0.2

            (加算前)    (加算後)
300mg2mL1筒  74,899円 → 81,640円

外国平均価格調整 なし

算定薬価  300mg2mL1筒  81,640円

ピーク時予測販売額は10年度で329億円

投与患者数 2.0万人

詳細はこちらから

 

保険適用でデュピクセント1本当たりの価格は81,640円となります。

デュピクセントは初回300㎎を2回投与となりますが、その後隔週1回投与となりますので

月額薬剤費(月2回投与) 3割負担の場合 48,984円

ここから診療費、各種検査費用等が別途かかってきますので

月額の医療費は3割負担の場合で5万円以上と既存治療に比べるとかなり高額となります。

 

デュピクセントのガイドラインについて

対象となる施設や医師の基準について
投与対象患者について詳細に記載されています。

以下抜粋

投与対象となる患者
【患者選択について】
投与の要否の判断にあたっては、以下に該当する患者であることを確認する。

1. アトピー性皮膚炎診療ガイドラインを参考にアトピー性皮膚炎の確定診断がなさ
れている患者であること。

2. 抗炎症外用薬による治療 a)では十分な効果が得られず、一定以上の疾患活動性 b)
を有する成人アトピー性皮膚炎患者、又はステロイド外用薬やカルシニューリン
阻害外用薬に対する過敏症、顕著な局所性副作用若しくは全身性副作用により、
これらの抗炎症外用薬のみによる治療の継続が困難で、一定以上の疾患活動性 b)
を有する成人アトピー性皮膚炎患者であること。

a. アトピー性皮膚炎診療ガイドラインで重症度に応じて推奨されるステロイド
外用薬(ストロングクラス以上)やカルシニューリン阻害外用薬による適切な
治療を直近の6カ月以上行っている。

b. 以下のいずれにも該当する状態。
・IGA スコア 3 以上
・EASI スコア 16 以上又は顔面の広範囲に強い炎症を伴う皮疹を有する場合
(目安として頭頸部の EASI スコアが 2.4 以上)
・体表面積に占めるアトピー性皮膚炎病変の割合 10%以上

【投与の継続にあたって】

本剤の臨床試験における有効性評価時期(投与開始後 16 週時点)を踏まえ、投与開
始から 16 週後までに治療反応が得られない場合は、本剤の投与を中止すること。また、
本剤投与中は定期的に効果の確認を行うこと。

さらに、ステロイド外用薬やカルシニューリン阻害外用薬等との併用によりある程
度の期間(6ヵ月を目安とする。)寛解の維持が得られた場合には、これら抗炎症外用
薬や外用保湿薬が適切に使用されていることを確認した上で、本剤投与の一時中止等
を検討すること

ガイドライン案
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000203077.pdf

 

医療費の控除について

高額医療費は控除が受けられます。
加入されている保険により制度が違いますので、治療をお受けになる方は市町村、または保険組合に確認されて下さい。

会社員や公務員の場合 付加給付制度   保険組合、共済組合
国民健康保険の場合  高額療養費制度  市町村

さらに、年間の所得に応じた還付が受けられます。

参照;http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000203089.pdf

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

アトピー歴30年  2015年7月  Dupilumab 第3相治験(盲検試験) 開始 2015年12月 Dupilumab 第3相治験(非盲検試験)  2017年10月現在 治験継続中 2017年12月 実薬投与終了 2018年02月 治験は全て終了しました