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皆さん こんにちは!

朝晩かなり冷え込む日もあり、いよいよ本格的な冬の季節がやってきましたが、アトピーの方はいかがでしょうか?

私は、物凄く乾燥体質で、尚且つ寒がりなので、冬は本当に苦手です(春先が最も苦手ですが)。

冬は肌を露出することが少ないので、夏より断然冬の方がマシ、という方は多いと思いますが、

冬場は服を着込むので、意外と汗を沢山かきます。

なので、汗をかいたら、肌着を変える、タオルで拭き取る等、面倒臭がらずにこまめに対応することが大事です。

夏場よりも汗に対して疎かになりがちですが、意外と盲点なので、しっかりケアしてくださいね。

 

さて、今回はアトピー治療においての患者と医師とのコミュニケーションについて書いていきたいと思います。

 

早速ですが、

 


皆さんは、主治医の先生と上手くコミュニケーションを取れていますか?

 

 

上手くコミュニケーションが取れているという方はかなり少数ではないでしょうか。

 

私自身、これまで多くの先生にお世話になりましたが、自分の思っていることを上手に伝えられなかったり、疑問・不安・不満など、それらについてきちんと理解してくれる、または、納得できるまで説明してくれるといった先生はほとんどいませんでした。

 

そんなアトピー患者と医師とのコミュニケーションに関するとても興味深い調査をサノフィ公式HPが発表しています。

 

アトピー患者と医師とのコミュニケーションに関する調査

”アトピー性皮膚炎の身体的・精神的負担と医師とのコミュニケーションに関する患者調査

アトピー性皮膚炎患者1万300名を対象とした意識調査を実施。

アトピー性皮膚炎の患者さんは、かゆみや湿疹など皮膚症状だけではなく、それら症状に付随して起こる不眠やストレスといった日常生活や社会生活に大きな影響を与える悩みを多く抱えている一方で、多くの患者さんが、そのような悩みは「医師に話しても解決できる内容ではない」、「忙しい先生に申し訳ない」と考え、医師には伝えていないことが明らかになりました。”

                           引用元:サノフィ公式HP

 

調査方法:インターネット
調査対象:15~69歳の男女
 ・アトピー性皮膚炎患者(現在または過去)
 ・症状の範囲が手のひら1枚以上ある方
 ・ステロイド外用薬またはタクロリムス軟膏使用歴がある方
 ・医療機関に通院歴がない方は対象外

 

アトピー性皮膚炎治療の満足度は!?

「症状の改善効果」について  

とても満足・満足・やや満足」 53.8%
「可もなく不可もなく」     33.5%
「とても不満・不満・やや不満」 12.8%

 

皆さんはこの数字どう感じますか?

 

私は、このアンケートは少々答えづらいです。
というのも、ステロイドは一時的な炎症を抑える効果は、抜群に高いと思います。なので、純粋にステロイド自体の症状改善効果について聴かれると、炎症を抑える満足度は高いと思います。しかし、中長期的に考えると満足度はかなり低くなってしまい、「不満」と回答された12.8%の中に入ります。

 

理由は、これまで20年程ステロイド治療をしてきて、その治療にかなり疲れ切ってしまったからです。悪化しては、ステロイドのランクを上げる、または経口ステロイドを使用、その後、徐々にランクを下げてコントロールしていくことの繰り返しでした。

 

確かに症状は一時的には落ち着きますが、安定して良い状態を継続していくことは難しく、さらに治療自体がとても根気のいる作業で、毎日継続していくことがとても負担になっていました。

 

おそらく、このブログを覗いて下さってるアトピー患者の方々も、ステロイドやプロトピックを使ってもなかなか安定しない、または副作用が心配で他の治療法を探しておられる方々だと思いますので、「不満」に感じておられる割合が高いのではないでしょうか。

 

医師との会話は半数以上が3分以下

「医療機関での診察時間」

   アトピー患者の平均診察時間 4.2分
   
(医師とのコミュニケーション時間)
   診察室にいる時間  7.2分
   医療施設滞在時間  64.5分

 

「診察室で医師または自分が話している時間」

   2分以下    31.3% 
    2~3分以下   23.4%
     3~5分以下    30.3%
   5分~10分以下   11.7%
   10分超      3.3%

 

医師とのコミュニケーションに満足している患者の割合わずか15%

最も重要な診察時間は医療施設滞在時間わずか6.5%

 

アトピー性皮膚炎の場合は症状や経過を見て、同じ薬を継続するといったことが繰り返されることが多いと思いますが、初診時以外で、ある程度症状が安定してる場合は、私に関していえば医師との会話は2~3分以下、診察時間は大体5分程です。

 

また、病院の規模によって話す時間に傾向があるのではないかと考えましたが、それはあまり関係ないと感じています。大学病院や総合病院でもしっかり時間を取ってくれる先生もいれば、アトピー治療で有名な個人でやられている病院の様な場合、診察時間が凄く短かったりするところもあるので、病院の規模というよりは先生による違いが大きいと思います。

 

待ち時間に関しては、大学病院や総合病院の様な予約制であっても早い時もあれば、半日待たされる時もありますし、個人病院であっても有名なところはほぼ一日掛かりといったところもあるのでこれも病院の規模はあまり関係ないかなと個人的に感じています。

 

日常生活についてアドバイスをくれる医師の数は!?

「日常生活で困っている事がないか確認してくれる医師」 16.5%、

「日常生活上のアドバイスをしてくれる医師」 32.5%

 

私の場合、これまでアトピー性皮膚炎で診察してもらった先生は10人以上います。

 

その中で、日常生活について何かアドバイスをくれた先生3人日常生活で困っている事がないか確認してくれた先生1人だけでした。

 

ほとんどの先生が、症状を見て薬を処方することが中心で、日常生活全般について、例えば生活環境や仕事、人付き合いについてアドバイスしてくれた先生はほとんどいません。

 

アトピー性皮膚炎の場合、生活環境や仕事が症状の原因と関わっていることって大きいと思いますので、それについてアドバイスを受ける事はとても重要なことだと思うんですね。なので、患者側というよりも先生の方からもっと積極的にコミュニケーションをとるようにして欲しいと思います。それが例え、症状の改善には直接繋がらなくてもです

 

患者の立場からすれば、自分の事を知ろうとしてくれてる、理解しようとしてくれてる先生も一緒に症状の改善に取り組んでくれている、一緒に考えてくれている、といったことが伝わるので信頼関係に繋がるんです。これは治療の継続にはとても大切なことだと思います。

 

4人に1人のアトピー性皮膚炎患者は、「精神的な悩み」 を医師に伝えられてない!?

「症状による精神的な悩み」を伝えられている割合は平均約38%、4人に1人は全く伝えていないと回答。

精神的な悩みの内容は

・自信が持てない
・恋愛・結婚に対する不安
・人と接するのが億劫
・経済的な不安
・他人に理解してもらえない
・完治しないことへの不安
・見た目に対する不安
・症状がいつ出るかビクビクしている 

 

これらの症状に対する精神的な不安は6割から8割以上の患者が、医師に対して全く、または、あまり話せていないと回答しています。

 

私は、この調査結果をみて凄く納得してしまいました。なぜなら私自身が、これらの精神的な悩みに対して、これまで皮膚科医に相談したことはほぼありません。というのも、これらの悩みを皮膚科医に相談しても、解決できない問題、または精神的な問題は自分で解決するしかない、と考えていたからです。さらに、これらの悩みはアトピーが良くなれば解決できる問題であると考えていたことも大きな要因です。

 

アトピー治療には症状の改善に加えて、精神的な悩みの解決も必須!!

皮膚科に通院していると表面的な症状の改善が優先され、精神的な悩みは後回しにされがちですが、上記の様な精神的な悩みの解決も同じくらい重要であると、現在の私は考えています。

 

というのも、

 

 

アトピーが長引けば長引くほど、これらの問題はより深刻化していくことになります。

 

 

アトピーが酷いと、人間関係が上手く築けなかったり、人と関わるのが億劫になり、外出を控えたり、引き籠ってしまったり、さらには仕事が出来なくなったりする場合があると思います(すべて私の経験談です)

 

しかし、こういう状況を放置しておくと、いざアトピーが改善して実社会に戻った際に想像以上に苦労することになります

 

アトピーが改善して、これからやっと人並みの生活が出来ると考えていたら、人間関係が上手く築けない、人と話す事が苦手、目を合わすことが出来ない、職場でなじめないといった人間関係に対する悩みであったり、仕事を休んでいた期間のブランクや経済的な問題といったことが一気に表面化してきてしまうんですね。

 

なので、アトピーの改善ももちろん重要ですが・・・

 

精神的な不安や社会生活全般に対して抱えている問題の解決にも同時に取り組むべきだと考えています。

 

勿論これらの問題は、皮膚科医だけでは解決は困難で、例えば精神科や心療内科、心理カウンセラーや就職アドバイザー等の専門家と連携してアトピー患者をトータルでサポートする体制づくりが必要ではないかと感じています。

 

まとめ

今回の調査結果で、アトピー患者と医師とのコミュニケーション不足や診察時間が十分とれていないことが解りました。さらに症状に関する精神的な悩みについては、十分な対応がなされていないことも明らかとなりました。

 

このような問題がある中で、現在のアトピー性皮膚炎患者について、重症化または難治化していることの原因が患者側にあると考えておられる一部の先生方がいらっしゃるとおもいますが、これに対しては患者の一人として決して納得することはできません

 

例えば一般的なビジネスにおいて、サービスを受けた側、商品を買った側に責任や問題があると、企業の経営者が発言したとすれば、私達はもうその企業の商品は欲しいと思わなくなりますし、なによりその企業のサービスや商品を信頼できなくなりますよね。

 

それと同じで、教育する側の医師が患者に責任転嫁するということは、仮にそれが事実であったしても、プロフェッショナルとして完全にアウトですよね。

 

同じ共通した目標に向っているはずなのに、上手くコミュニケーションが取れないことで、信頼関係を築くことが出来ずに、治療そのものを断念してしまうということは、患者と医師、双方にとってデメリットでしかありません

 

なので、今回の貴重な調査結果を重く受け止めて頂きたいのと、私たち患者側ももっと積極的に医師とコミュニケーションを取る必要があると感じます。

 

アトピー性皮膚炎を取り巻く問題の中で、患者と医師とのコミュニケーション不足が大きな要因のひとつだと感じますし、さらにアトピー治療をもっと質の良いものにしていくためには表面的な症状の改善だけではなく、精神的な問題の解決や社会生活全般について様々な角度からの取り組みが必要だと考えます。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

アトピー歴35年  2015年7月  Dupilumab 第Ⅲ相試験(二重盲検プラセボ対照試験)  2015年12月 Dupilumab 第Ⅲ相試験(非盲検試験)  2017年12月 治験薬の最終投薬が終了 2018年03月 治験は全て終了しました